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残留応力測定によるWC系溶射皮膜の転動疲労寿命予測
足利工業大学 戸部研究室

<第1部> WCの残留応力測定による転動疲労寿命予測

1 研究背景および目的
2 実験方法
3 実験結果および考察

<第2部> Coの残留応力測定による転動疲労寿命予測

1 実験の目的
2 測定条件
3 測定結果

<まとめ>

第1部、第2部を通じた結論
<第1部> WCの残留応力測定による転動疲労寿命予測
研究背景および目的

 当研究室では一昨年、ハードフェーシング委員会からの委嘱を受け、WC系溶射皮膜と硬質クロムめっきの転動疲労挙動の比較試験を行ってきた。その結果、総合的に見るとWC系溶射皮膜の転動疲労挙動は硬質クロムめっきより優れていることが明らかとなった。また、この研究の過程で転動疲労による皮膜の損傷と残留応力は、ある一定の関係があるのではないかとの知見が得られた。

 そこで今回の研究では、残留応力を測定することによって、転動疲労寿命を推定する可能性を検討することとした。