日本溶射工業会は2008年に創立50周年を迎えました。当初、溶射関係事業者の経営者が中心となり設立、会員の経済的発展向上と親睦を目的とし活動が行われてきました。 この50年の間に、会員企業の技術水準は大きく向上し、当初、海外の溶射技術を目標としていたものが、反対に海外から注目を浴びるようになり、世界の溶射業界に影響を与えている会員、又、海外進出をした会員も出て来ています。 新規加入会員については、中小企業は勿論、より大規模な企業も入会し、当工業会はその規模・質の両面で成長を続けています。
一般的に、溶射技術が直接眼に触れる機会は多くありませんが、毎日、空を飛んでいる航空機のエンジン性能を維持する為に、溶射皮膜は重要な働きをし、半導体製造装置、発電設備、製鉄・製紙・印刷機械、橋梁等への、耐磨耗・耐熱・断熱・絶縁・防食等その適用範囲は驚くほど広く、世の中に大きな貢献をしています。 今後は従来に無い、より高性能な溶射皮膜の開発が行われ、その溶射技術の新たな分野への適用により、更に省エネルギ−等に貢献できるものと考えています。
当工業会から経済産業省への積極的な要請の結果、2008年2月「溶射に係わる技術」が「重要基礎基盤技術」の指定を受け、国からの資金支援の受給資格を得られた結果、当工業会会員企業の枠に止まらず、会員以外でも国からの支援を受け恩恵を受けている溶射関連企業が出てきています。 今後、我が国はより付加価値の高い仕事の創造が必須と考えますが、その為には大きな資金が必要であり、この制度を利用した研究開発の結果、より高付加価値の仕事の創造を行い、国内の産業界に貢献し、将来に亘り国民の働く場が確保できれば幸いと考えます。
今後とも、当工業会の各委員会の活動成果をHPに掲載し、広報活動を行い、溶射技術の情報を広めるように努力をしてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
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